・ワールドチャンピオンズ・デッキセット
　　ワールドチャンピオンズ・デッキセットは、世界選手権の上位プレイヤーのデッキのセットです。
　　これらのデッキには、すべてのカードに使用者のサインが入っています。
　　これらのデッキのカードの枠は金色で、裏面も通常のマジックのカードとは違います。これらのカードを通常のトーナメントに使用することは出来ません。
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　　2004年 ワールドチャンピオンズデッキは別個に売られた4つのデッキが入っています。
　　箱には「SAN FRANCISCO WORLD CHAMPIONSHIPS SEPTEMBER 2004」と書かれています。
　　すべてのカードが新デザインになっています。
　　それぞれの箱には６０枚構成のデッキと、１２枚のプロキシー用ブランクカード、デッキリストとファクトシートが封入されています。

Julien Nuijten(Champion)「エターナルスライド」
Main Deck:(60)
land:(25)
　07《森/Forest》
　06《平地/Plains》
　04《隔離されたステップ/Secluded Steppe(ONS)》
　04《平穏な茂み/Tranquil Thicket(ONS)》
　04《吹きさらしの荒野/Windswept Heath(ONS)》
creatures:(12)
　04《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman(MRD)》
　04《永遠の証人/Eternal Witness(5DN)》
　04《永遠のドラゴン/Eternal Dragon(SCG)》
other spells:(23)
　04《不屈の自然/Rampant Growth(8ED)》
　01《すき込み/Plow Under(8ED)》
　04《霊体の地滑り/Astral Slide(ONS)》
　04《新たな信仰/Renewed Faith(ONS)》
　02《翼の破片/Wing Shards(SCG)》
　04《神の怒り/Wrath of God(8ED)》
　02《アクローマの復讐/Akroma's Vengeance(ONS)》
　02《正義の命令/Decree of Justice(SCG)》
Sideboard:
　04《酸化/Oxidize(DST)》
　02《粗野な覚醒/Rude Awakening(5DN)》
　03《すき込み/Plow Under(8ED)》
　03《赤の防御円/Circle of Protection: Red(8ED)》
　03《ひっかき爪/Scrabbling Claws(MRD)》

　　＃《霊体の地滑り》デッキはOD-ONSでも猛威を振るったが、こちらはONS-MRDバージョンのスライドデッキ。《永遠のドラゴン》の土地サイクリング能力と、《永遠の証人》によるカード回収でさらに回転力がアップしている。
　　＃《永遠の証人》が《霊体の地滑り》で回りだすと、永久機関が出来上がるため「エターナルスライド」と名づけられた。


Aeo Paquette(Finalist:2nd)「親和」
Main Deck:(60)
land:(18)
　04《教議会の座席/Seat of the Synod(MRD)》
　04《囁きの大霊堂/Vault of Whispers(MRD)》
　04《大焼炉/Great Furnace(MRD)》
　03《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus(DST)》
　03《空僻地/Glimmervoid(MRD)》
creatures:(22)
　04《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault(MRD)》
　02《厳粛な空護り/Somber Hoverguard(MRD)》
　04《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(MRD)》
　04《電結の働き手/Arcbound Worker(DST)》
　04《電結の荒廃者/Arcbound Ravager(DST)》
　04《金属ガエル/Frogmite(MRD)》
other spells:(20)
　04《物読み/Thoughtcast(MRD)》
　04《爆片破/Shrapnel Blast(MRD)》
　04《溶接の壺/Welding Jar(MRD)》
　04《金属モックス/Chrome Mox(MRD)》
　04《頭蓋囲い/Cranial Plating(5DN)》
Sideboard:
　04《煮えたぎる歌/Seething Song(9ED)》
　04《炉のドラゴン/Furnace Dragon(DST)》
　04《無効/Annul(MRD)》
　03《血清の幻視/Serum Visions(5DN)》

　　＃ミラディンブロックの申し子ともいえる親和は、《頭蓋骨絞め/Skullclamp(DST)》禁止となったバージョンでも十分な威力を発揮した。この親和全盛期は、やがてアーティファクトランドほかメインパーツの禁止で幕を閉じることになる。
　　＃親和によるクリーチャー展開の速さも売りだが、キーカードは《大霊堂の信奉者》。並べてきたアーティファクトを《電結の荒廃者》で食べることで打撃力に拍車がかかっている。


Manuel Bevand(Quarterfinalist:8th)「アイアンワークス」
Main Deck:(60)
land:(19)
　02《古えの居住地/Ancient Den(MRD)》
　04《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel(DST)》
　04《大焼炉/Great Furnace(MRD)》
　04《教議会の座席/Seat of the Synod(MRD)》
　03《伝承の樹/Tree of Tales(MRD)》
　02《囁きの大霊堂/Vault of Whispers(MRD)》
other spells:(41)
　03《血清の幻視/Serum Visions(5DN)》
　03《加工/Fabricate(MRD)》
　03《知識の渇望/Thirst for Knowledge(MRD)》
　04《物読み/Thoughtcast(MRD)》
　04《卑下/Condescend(5DN)》
　01《火の玉/Fireball(DST)》
　04《金属モックス/Chrome Mox(MRD)》
　04《五元のプリズム/Pentad Prism(5DN)》
　03《威圧のタリスマン/Talisman of Dominance(MRD)》
　03《発展のタリスマン/Talisman of Progress(MRD)》
　01《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher(MRD)》
　04《クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks(5DN)》
　04《マイアの保育器/Myr Incubator(MRD)》
Sideboard:
　04《マナ漏出/Mana Leak(8ED)》
　03《紅蓮地獄/Pyroclasm(8ED)》
　04《煮えたぎる歌/Seething Song(9ED)》
　04《炉のドラゴン/Furnace Dragon(DST)》

　　＃《クラーク族の鉄工所》とアーティファクト・ランドによるすさまじいマナ展開力で、《マイアの保育器》を起動、アーティファクトだらけのデッキからすべてのアーティファクトカードを取り除き、出てきたトークンをさらにマナに変えて《火の玉》を打ち込む。あるいは、土地だけを取り除いて《ゴブリンの放火砲》を打つこともできるデッキである。当然カウンターや《頭蓋の摘出》には弱いのだが、この環境に優秀なカウンターが少ないこともあり、猛威を振るった。
　　＃《マイアの保育器》から採って、海外では「ベビーシッター」の名で知られている。


Gabriel Nassif(Quarterfinalist:5th)「青白コントロール」
Main Deck:(60)
land:(25)
　07《平地/Plains》
　07《島/Island》
　04《雲上の座/Cloudpost(MRD)》
　04《溢れかえる岸辺/Flooded Strand(ONS)》
　03《邪神の寺院/Temple of the False God(SCG)》
creatures:(5)
　03《賛美されし天使/Exalted Angel(ONS)》
　02《永遠のドラゴン/Eternal Dragon(SCG)》
other spells:(30)
　03《無効/Annul(MRD)》
　04《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》
　04《知識の渇望/Thirst for Knowledge(MRD)》
　03《巻き直し/Rewind(9ED)》
　03《卑下/Condescend(5DN)》
　04《神の怒り/Wrath of God(8ED)》
　02《アクローマの復讐/Akroma's Vengeance(ONS)》
　04《正義の命令/Decree of Justice(SCG)》
　03《旅人のガラクタ/Wayfarer's Bauble(5DN)》
Sideboard:
　03《平和な心/Pacifism(8ED)》
　04《粛清/Purge(DST)》
　03《もみ消し/Stifle(SCG)》
　03《ひっかき爪/Scrabbling Claws(MRD)》
　02《秘宝の障壁/Relic Barrier(5DN)》

　　＃基本構造はスライドと似ているが、コンボデッキの多さに対抗しカウンターを採用したコントロールデッキ。