Clone(UN-3E,ON) [クロウン] クローン Julie Baroh アンコモン 3青 + クリーチャー -- クローン(Clone) (0/0) + Cloneが場に出るに際し、あなたは場にあるクリーチャー1体を選んでもよい。そうした場合、Cloneは選ばれたクリーチャーのコピーとして場に出る。  《クローン/Clone》の解決時、パーマネントとして場に出るときにクリーチャーを選ぶか選ばないかを   決めます。クリーチャーを選んだ場合、そのクリーチャーのコピーとして場に出ます。クリーチャー化   しているパーマネントの場合、そのパーマネントそのものとして場に出ます。クリーチャーを選ばない   場合(選べない場合)、場に出ますが、状況起因効果で墓地に置かれます。もちろん、   《栄光の頌歌/Glorious Anthem(7E)》などでタフネスが1以上になるのなら場に留まります。 LANCERさんの日記(http://user.shikoku.ne.jp/gdi/cgi-bin/02diary/diary.cgi)より抜粋。 >1.場にクリーチャーがいない状態で、複数のCloneが同時に場に出たらどうしますか? >全てのクローンが一旦場に出たあと、タフネスが0なので状況起因効果で墓地に置かれます。 >2.ワームトークンをコピーしていたCloneをブーメランで手札に戻したら、Cloneは消滅するのですか? >コピーはトークンである事まではコピーしません。Cloneはカードなので消滅しません。 >3.レジェントクリーチャーをコピーしたCloneはどうなるんですか? >コピーしたCloneは後から場に出た同名のレジェンドですので墓地に置かれます。 >4.クリーチャー化したナントゥーコの僧院をCloneでコピーしたのですが、ターン終了時にどうなるんでしょう? >Cloneはクリーチャー化していない《ナントゥーコの僧院/Nantuko Monastery(JU)》として場に出ます。Nantuko Monasteryがクリーチャー化するのはそれの能力であり、コピーは起動型能力の結果まではコピーしません。 >5.対戦者の裏返しになっているMorphクリーチャーをコピーしたら、正体を確認して良いですか?  それは名前・能力・色を持たず、マナ・コスト0の、(2/2)クリーチャーとなります。変異コストを  支払って表にすることはできません。 >6.謙虚とオパールの輝きが場にある状態で、謙虚をCloneでコピーしたらどうなるんでしょ?その状態でオパールの輝きが場を離れたらどうなるんでしょ? >先の4と同じ考えです。Cloneは《謙虚/Humility(TE)》そのものとして場に出ます。この例の状態では1/1です。《オパール色の輝き/Opalescence(UD)》が場を離れたら、クリーチャーではないHumilityとなります。 503.2.パーマネントをコピーする場合、そのコピーは、名前、マナ・コスト、色、タイプ、サブ・タイプ、エキスパンション・シンボル、ルール・テキスト、パワー、タフネスとしてそれぞれコピーされるパーマネントの印刷されている値を得る。コピーされるパーマネントが伝説性を持っていたり、あるいはエンチャント(ワールド)であったとしても、その部分もコピーされる。(タイプを変更するようなものも含む)効果やカウンターはコピーされない(この例外は効果がそれ自身をコピーする場合である。rule 503.3 参照)。  「壁」のクリーチャーをコピーした場合、当然攻撃に参加できません。  アーティファクト・クリーチャーをコピーした場合、そのアーティファクト性も持ちます。  《Clone》のコピーは対象をとりません。《ブラストダーム/Blastoderm(NE)》や   《敏捷なマングース/Nimble Mongoose(OD)》もコピーすることができ、プロテクション(青)を持つクリーチャーも   コピーできます。  コピーされるパーマネントに修正がついていたり、色、タイプ、クリーチャー・タイプを変更する効果が   適用されていたとしても、《Clone》はコピー元のカードそのものとして場に出ます。  クリーチャー・タイプを変更されたレジェンドをコピーした《Clone》が場に出て、のちにコピー元のレジェンドが   もとのクリーチャー・タイプに戻った場合、コピー元のレジェンドが墓地に置かれます。これは、「同名で最も長く   伝説性を持っていたもの」が《Clone》のほうになるからです。  クリーチャー化した《ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle(UZ)》をコピーした《Clone》は、レジェンド・ルールに   よって墓地に置かれます。最も長く伝説性を持つのはコピー元だからです。  クリーチャー化したエンチャント(ワールド)をコピーした場合はコピー元のほうが墓地に置かれます。  クリーチャー化した森をコピーした場合、《森/Forest》として場に出ます。クリーチャーとしてではなく、   土地(基本地形)として場に出ます。  クリーチャー化したアーティファクトをコピーした場合も同様にそのアーティファクトそのものとなります。  能力をプレイし、+1/+1の修正を受け黒になっている《野生の雑種犬/Wild Mongrel(OD)》をコピーした《Clone》は、   2/2の緑の《野生の雑種犬/Wild Mongrel(OD)》として場に出ます。 503.5. 他のパーマネントの「コピーとして」場に出るコピー・カードは、そのパーマネントの持つ能力を持って場に出る。コピーが、(「〜状態で場に出る/comes into play with」や「[これ]が場に出るに際し/as [this] comes into play」などの)場に出るときのイベントを変更する能力を得ていた場合、それらの能力は効果を発揮する。また、そのコピーが持つあらゆる場に出たときの誘発型能力も誘発する機会がある。 例:《スカイシュラウドのビヒモス/Skyshroud Behemoth》は「消散2(このクリーチャーは、その上に消散カウンターが2個置かれた状態で場に出る。あなたのアップキープの開始時、そのクリーチャーの上から消散カウンターを1個取り除く。消散カウンターを取り除けないなら、そのクリーチャーを生け贄に捧げる。)/スカイシュラウドのビヒモスは、タップ状態で場に出る」という能力を持つ。《Clone》が、《スカイシュラウドのビヒモス》のコピーとして場に出る場合、消散カウンターが2個置かれた状態で、タップ状態で場に出る。 例:《シマクマ/Striped Bears》は「シマクマが場に出たとき、カードを1枚引く」という能力を持っている。《Clone》が《シマクマ》のコピーとして場に出るとき、《Clone》は《シマクマ》の場に出るときの誘発型能力を持っているので、《Clone》のコントローラーはカードを1枚引く。 503.6.パーマネントをコピーするとき、そのパーマネントの「選択」はコピーされない。あるカードが他のパーマネントのコピーとして場に出る場合、そのコピーのコントローラーが、全ての「場に出るに際し」ての選択を行なう。 例:《Clone》が《カメレオン・スピリット/Chameleon Spirit》のコピーとして場に出る。《カメレオン・スピリット》は「カメレオン・スピリットが場に出るに際し、色を1色選ぶ」という能力を持つ。この《Clone》は、《カメレオン・スピリット》の行っていた色の選択についてはコピーしないで、《Clone》のコントローラーが改めてその選択を行なう。  《幻影のケンタウロス/Phantom Centaur(JU)》をコピーした《Clone》は、カウンターを乗せて場に出ます。  消散カウンターが1個の《ブラストダーム/Blastoderm(NE)》をコピーした《Clone》は、消散カウンターを3個乗せて   場に出ます。  キッカー・コストを支払って場に出た《スキジック/Skizzik(IN)》をコピーした《Clone》は、キッカー・コストを   支払うことができませんから、その《Clone》はターン終了時に生贄に捧げられます。  《顔なしの解体者/Faceless Butcher(TO)》で取り除かれた《Clone》が戻ってくるとき、新しくコピーする   クリーチャーを選びなおします。《ちらつき/Flicker(UD)》も同様です。  フェイズ・アウトした《Clone》は、コピーしたクリーチャーのままフェイズド・アウト領域に存在します。そして   コピーのままフェイズ・インします。クリーチャーを選びなおすことはありません。それがフェイジングのルール   だからです。  X=5の《クラキリン/Krakilin(TE)》をコピーしても、《Clone》は0/0です。Xが支払われていないのでX=0です。  《パリンクロン/Palinchron(UL)》や《巨大鯨/Great Whale(UZ)》をコピーした《Clone》は、土地をアンタップする   ことができます。「手札からプレイ」しているからです。  《はじける子嚢/Saproling Burst(NE)》の苗木トークンをコピーした《Clone》のパワー/タフネスの計算は、   コピー元を生み出した《はじける子嚢/Saproling Burst(NE)》に置かれている消散カウンターの数を数えます。   これはトークンがそういう能力を持つからです。  《火猫の襲撃/Firecat Blitz(JU)》の猫トークンをコピーした《Clone》は、ターン終了時に生贄に捧げられることは   ありません。《墓石の階段/Tombstone Stairwell(MI)》も同様。  累加アップキープカウンターが3個置かれているクリーチャーをコピーした《Clone》は、累加アップキープカウンターを   持たずに場に出ます。  エコー・コストを支払ったクリーチャーをコピーした《Clone》は、次のあなたのアップキープにエコー・コストを   支払う必要があります。「あなたのアップキープの開始時に、もしあなたがこのパーマネントのコントロールを、   あなたの直前のアップキープより後に得たのであれば、…」が適用されるからです。  スレッショルド達成はコントローラーの墓地が7枚必要です。相手がスレッショルドに達していても、あなたが達して   いなければ、スレッショルドを持つクリーチャーをコピーした《Clone》は、スレッショルドはコピーしますが   そのスレッショルドに書かれた能力を持った状態で場には出ません。  《Clone》は、コピーとして場に出ますから、そのクリーチャー・タイプには気をつける必要があります。   《絶滅/Extinction(TE)》や《仕組まれた疫病/Engineered Plague(7E)》でタイプを指定する際には、何をコピー   したのかをよく覚えておく必要があります。  《Mersein(FE)》で支払うべきマナ・コストは、コピーしたクリーチャーのマナ・コストです。《火薬樽/Powder Keg(UD)》   《破滅的な行為/Pernicious Deed(AP)》などで確認するマナ・コストも{3U}ではなくコピー先のマナ・コストです。  《アカデミーの学長/Academy Rector(UD)》をコピーした《Clone》が場から墓地に置かれたとき、   《アカデミーの学長/Academy Rector(UD)》ではなくなりますが、「〜をゲームから取り除いてもよい。そうした   場合…」の誘発型能力は通常どおり解決されます。《Clone》をゲームから取り除き、エンチャントを探すことが   可能です。 406.2c あるパーマネントに影響する遅延誘発型能力は、そのパーマネントの特性が変化しても影響を及ぼす。 例:「ターン終了時に、そのクリーチャーを破壊する」という能力は、それがターン終了ステップにクリーチャーでなくなっていたとしても、そのパーマネントを破壊する。  《藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper(JU)》をコピーした《Clone》を、手札を捨ててゲームから取り除いた   場合、ゲームから取り除かれた時点で《Clone》に戻ります。「場に戻る」という遅延誘発は   《藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper(JU)》でなくなったとしても存在し、《Clone》がターン終了時に   場に戻るときに、改めてコピーするクリーチャーを選びなおすことができます。