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2000世界選手権チャンピオンデック:ティンカー(ジョン・フィンケル)

メインボード

クリーチャー (9)
4 《金属細工師/Metalworker(UD)》
4 《マスティコア/Masticore(UD)》
1 《ファイレクシアの巨像/Phyrexian Colossus(US)》

呪文 (26)
4 《渦まく知識/Brainstorm(MM)》
4 《修繕/Tinker(UL)》
4 《通電式キー/Voltaic Key(US)》
4 《厳かなモノリス/Grim Monolith(UL)》
4 《からみつく鉄線/Tangle Wire(NE)》
4 《ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor(US)》
4 《スランの発電機/Thran Dynamo(UD)》
1 《ミシュラのらせん/Mishra's Helix(US)》
1 《崩れゆく聖域/Crumbling Sanctuary(MM)》

土地 (21)
9 《島/Island》
4 《水晶鉱脈/Crystal Vein(6E)》
4 《リシャーダの港/Rishadan Port(MM)》
4 《サプラーツォの岩礁/Saprazzan Skerry(MM)》

サイドボード

4 《無効/Annul(US)》
4 《寒け/Chill(6E)》
4 《誤算/Miscalculation(UL)》
2 《水位の上昇/Rising Waters(NE)》
1 《ミシュラのらせん/Mishra's Helix(US)》

 あんかばDecks to Beatでも、「スーサイド・ブラウン」として紹介しているデッキである。
 あのバージョンだとカウンターを入れて守りを固めていたが、こちらは《鉄線》の力で押しきるものらしい。
サイドボードに申し訳程度の《誤算》が入れてあるが、あくまで補助であり、対青に関しては《らせん》ともあわせたマナ・ロック
を主とするものだろう。
 また、ドロー補助も入っていないことに注目して欲しい。《知識》ではコントロールはできるものの、欲しいカードをドロー
するというには《天才のひらめき/Stroke of Genius(US)》には遠く及ばない。引きは自分の力でコントロールしなければ
ならないのである。
 このことから、よりコンボ完成に尖ったデッキであると言うことができる。
 しかも、マナ源は「遅いけど大量」がメインであり、特に《岩礁》と《鉱脈》の遅さと威力はともに正比例である。
 これらのマナ源を自在に操れるのが、チャンピオンということなのであろう。

 ちなみに、決勝は「ティンカー」同士であったのだが、ボブ・メイヤーは《ひらめき》3枚を投入し、《知識》がない。
 この差が勝敗を分けたのかどうかは、実際のデュエルを見てみないとわからないのだが・・・

準優勝:ティンカー(ボブ・メイヤーJr.)
3位:アングリー・ノン=ハーミット(ドミニク・ホトウ)
4位:トリニティ(ベネディクト・クラウザー)
5位:補充(トム・ヴァン・デ・ロト)
6位:カササギ・ブルー(ヘルムット・ズマースバーガー)
7位:アングリー・ノン=ハーミット(ヤーノッシュ・ナン)
8位:繁殖力(ニコラ・バール)


1999世界チャンピオンデック:赤茶(カイ・ブッディ)

メインボード

クリーチャー (8)
4 《欲深きドラゴン/Covetous Dragon(UD)》
3 《マスティコア/Masticore(UD)》
1 《銀のゴーレム、カーン/Karn, Silver Golem(US)》

呪文 (32)
4 《燎原の火/Wildfire(US)》
4 《呪われた巻物/Cursed Scroll(TE)》
4 《通電式キー/Voltaic Key(US)》
4 《緋色のダイアモンド/Fire Diamond(6E)》
4 《厳かなモノリス/Grim Monolith(UL)》
2 《ミシュラのらせん/Mishra's Helix(US)》
4 《スランの発電機/Thran Dynamo(UD)》
2 《摩滅したパワーストーン/Worn Powerstone(US)》
4 《束の間の開口/Temporal Aperture(US)》

土地 (20)
13 《山/Mountain》
3 《古えの墳墓/Ancient Tomb(TE)》
4 《裏切り者の都/City of Traitors(EX)》
サイドボード

2 《破壊的脈動/Shattering Pulse(EX)》
2 《沸騰/Boil(6E)》
3 《荒残/Rack and Ruin(UL)》
4 《呪文ショック/Spellshock(EX)》
3 《地震/Earthquake(6E)》
1 《ミシュラのらせん/Mishra's Helix(US)》

 教科書どおりの、と言うべきか、実にお手本になるWildfire-Dragonデック。まずはマナを貯めていく
ことから始まり、3、4ターン目あたりにWildfireを撃つことからスタート。とにかく茶単の常としての、
豊富なマナを使い、Apertureでプレイ速度を加速することができればほぼこちらのペースでプレイ
を進めることができる。

 Karn:クリーチャーが少なめなこのデックにおいて、地味だが重要な役目を果たす。Dynamoや
Apertureが殴ってくる光景はかなり嫌なものである。ダメージソースとしてはドラゴンでも十分だが、
1ターンに与えるダメージが爆発的に加速する可能性がある。
 サイドに関しては、<Phyrexian Processor/ファイレクシアの処理装置>が1枚入ったバージョンも
あるようだが、なくても大差ないのでそのまま掲載した。
 R&R,S.Pulse:同系統のデックに対するサイドカード。らせんと巻物を抜けば十分空きがある。